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ティーチャーズ・トレーニング(スタディメイト・養成講座)

  • 執筆者の写真: 富山県こどもこころの相談室
    富山県こどもこころの相談室
  • 2024年5月18日
  • 読了時間: 2分

富山県教育委員会主催のスタディメイト養成講座(第1回研修会)で講演をしてきました。


県内のスタディメイト、スクールサポーター、特別支援学校職員、保育士、幼稚園教諭、市町村教育委員会職員等、約80人を対象にして90分のお話をしてきました。


演題は

「発達障害の理解と支援ーティーチャーズトレーニング入門ー」としました。


ペアレント・トレーニングを教育に応用したティーチャーズ・トレーニングは保育士や教師を対象にして実践されており、近年、本県でも保育所、幼稚園、学校等からの講演依頼が増えています。


ティーチャーズ・トレーニングは、行動に着目して「支援の悪循環」を「支援の好循環」に変化させ「支援者ー子ども」の良好な関係を構築し、子どもの力を引き出す手法として効果的です。


架空事例を用いながら5つのワーク、グループワーク、発表と参加者とのディスカッションを中心にして子どもとのかかわり方について考えました。


最初に架空事例を提示したときには、どのようにかかわればよいか分からなかった参加者が、最後に同じ架空事例を提示したときには、ポイントをつかんですぐに効果的なかかわり方を発表してくださいました。


以下、感想の一部を掲載します。


・子どもの行動を変えるのではなく、大人の行動を変えることが大事だと感じた。

・今まで、子どもの悪い所ばかり見つけようとしていたが、今回の講座でできている部分をできるだけたくさん見つけてあげて伝えてあげたい。

・他の受講者の着眼点を聞くことができてよかった。

・子どもに寄り沿った支援をしているつもりだったが、集中力が切れたり、やる気が無くなり、離席をするたびにその子どものところに行って話をしているが「否定的な注目」になってしまっていることに気がついた。

・自分が上手くいったと感じる支援が「なぜ、上手くいったのか」理屈が分からないでいたが、今回の講座を受けて納得することができた。大変有意義な時間だった。

・「計画的無視」というとどうしても言葉の響きが悪いような気がしてしまうが、子どもの存在を無視するのではなく、行動を無視しているだけという話を聞いて、とても興味深く、上手く取り入れていきたいと思った。

・今回の講座は、スタディメイト研修だけでなく、子育てするすべての方に聞いてもらいたい内容だった。富山県公式チャンネルのYouTubeも各園や学校に案内したらよいと思った。


*記事と写真の掲載は主催者の許可を得ています。



 
 
 

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