富山市医師会主催の「人間関係論研修会」に講師としてお声をかけていただきました。
医療機関等で働く、看護師、准看護師を対象に120分間のお話をしてきました。
テーマは
「自分も相手も大切にする自己表現について~アサーションと視点から~」
というお題をいただきました。
・3つの自己表現
・アサーティブな考え方
・DESC法
・アサーション権
について話題にしました。
コロナ禍ということで人数制限がある中での開催でしたが、少人数の利点を生かして、たくさんのグループワークや演習を行い、たくさんの方に発言していただく研修でした。
感想として
・自分の体験と照らし合わせることができて、イメージが膨らみとても楽しかった。
・グループワークや意見を言える機会は、参加できた感が大きく有意義です。
・人と会話をするときは、表現の仕方が大切だが、言葉の表現だけではなく、表情や態度にも気をつけようと思った。
コロナ禍で非常事態のため、医療機関は日々、大変な状況。その中で「アサーティブなコミュニケーションをしている状況ではなく、それは非常に困難」というご意見もありました。
非常時でも平時でも、「アサーティブなコミュニケーション」の方法を知っていることは大切です。非常時でも平時でも「アサーティブなコミュニケーション」という知識を知らなければ、実践することはできませんし、心がけることもできません。
「アサーティブなコミュニケーション」は、常にしなければならないものではありません。なぜならば、私たちは、相手や状況を考えてコミュニケーションを使い分けているのが現実だからです。
「アサーティブなコミュニケーション」は心がけることが大切です。
受講者が、看護の場で実践、応用できることを願っています。
*写真と記事の掲載は主催者の許可を得ています。

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