高岡市立五位中学校の1年生、約100人を対象にした講演会でお話をしてきました。
「講演内容から生徒参加型のオリジナルな講演会の仕組みが作れないか」と半年ほど考えていて、今回、実現しました。
演題は
「臨床心理士と一緒に考える10のこと~これからの人生に役立つ10代からのリアルな質問~」
臨床心理士の仕事をしていると、子どもたちから聞かれることが多い質問を、講演会で生徒たちを一緒に考えてみようという企画です。
事前にこちらが提示した10個の質問の中から特に聞きたい内容について1人2つ選んでもらい、それを学年で集計していただいて、講演でお話しする内容に反映しています。
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できるだけ、たくさんの生徒とやりとりをしてほしいこと、自分の考えを他の生徒にも聞いてもらうことを意識しました。そして、自分の考えをアップデートしてもらうのが目的ですので、コの字型の形態にして、生徒同士の顔が見えるようにしました。
生徒たちは、たくさん挙手をしており、色々な考え方を話してくれました。

生徒の感想の一部です。
「先生の言う通り、本当に大切なものは目に見えないので本当に大切なものを見失わないようにしていきたいと思った」
「これからの生活では自分から考えて家族とも話し、自分以外の意見も聞き、心と共に成長してきたい」
「緊張は絶対に和らげないといけないと思っていたが、緊張は軽くすることができるということを知って、紹介をされた方法を実際に試してみたいと思った。」
「今日の講演会を終えて、心理学に興味を持った。深澤先生や発表した人たちの意見を聞くと色々な考え方や受け止め方があることが分かった。」
「先生の話を聞いて、とても夢が広がった。今、私の趣味、特技以外に新しい物が見つかると思うとワクワクして、将来の夢への道が少し見えた。」
という生徒たちが主体的に考えたり、悩んだり、葛藤したりする「きっかけ」になったと思われる記述がたくさんありました。
*写真と生徒の感想は主催者の許可を得ています。
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