top of page
検索

講演 臨床心理士と一緒に考える10のこと

執筆者の写真: 富山県こどもこころの相談室富山県こどもこころの相談室

「臨床心理士と一緒に考える10のこと~これからの人生に役立つ10代からのリアルな質問~」


当相談室のオリジナルな講演スタイル、講演内容です。


今回は、立山町立雄山中学校からお声をかけていただきました。


 よくある講演は、ストレスマネジメント、コミュニケーション、アンガーマネジメントなど、学校の先生が決めた講演(講師、講演内容)を、生徒が受身的に聞くことが多いと思います。


 本講演は、生徒たちが自分で興味のある内容を選び、自分なりの意見を持ってから講演を聞きます。そして、講演中に他の生徒の考えを聞き合い、自分なりの考えをアップデートしていくことを目的としています。


 私が、10代から聞かれることが多い質問を事前に10個提示し、生徒に1人、2票ずつ投票してもらいます。講演中は全員が前を向くのではなくて、私を囲むようにコの字に座ってもらい、生徒と対話を重ねながら進めていきます。


 生徒たちが挙手をして、自分の意見を発表してくれますし、発表はしたくないけれど、他の生徒の意見を聞いて、自分の考えをアップデートしていく生徒もいます。


 今回は、学校保健委員会の講師として依頼をいただき、生徒、保護者、教職員の約700名を対象にしてお話をしました。


雄山中学校の投票結果は、

190票

①「どうして将来使わないような歴史の年号や、数学の公式を勉強しなければいけないのですか?」


180票

②「どうしたら緊張しなくなりますか?」


この上位2つの質問について、心理学の視点から生徒たちと一緒に考えてきました。


講演後の感想の一部を提供いただきましたので、掲載します。


「私はあまり悩みが無いタイプだけれど、同じ年齢の生徒は色々な悩みをもって生活しているのだと知った」


「自分が考えているストレス解消法ではない方法もあるのだと、相手の考えを聞くことで自分の考えがアップデートされた」


「カウンセリングを受けることは自分を知ること、自分のトリセツ作りだと思った」


「やる気には2種類あって、外側からのやる気が、内側のやる気に繋がることを知った」


「カウンセリングを受けるということを、これからの人生の選択肢入れる という言葉がこころの残った」


*記事、写真の掲載は主催者の許可を得ています。








0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page