top of page

SOSの受け方研修会(砺波市教育センター生徒指導研修会)

  • 執筆者の写真: 富山県こどもこころの相談室
    富山県こどもこころの相談室
  • 8月5日
  • 読了時間: 2分

砺波市教育センター主催の生徒指導研修会に講師として声をかけていただきました。

保育士、小学校教諭、中学校教諭、養護教諭、高校教諭や管理職等、約50人を対象にして約80分の講義、演習をしてきました。


前半は不適応行動の理解と、かかわり方についてお話しました。

後半は、前半の話を踏まえて相談を聞き合うロールプレイを行いました。


ree

以下、感想の一部を紹介します。


・様々な問題の解決方法は、相談者自らの中に解決策があるとことがよくわかりました。私たち教師や保育者は、良かれと思い正義感からその解決策を相談者にいくつも提案してしまうことが多々あります。あせらず、慌てず、時間をかけながら、相談者の心の底にある言語化できないものを導き出してあげるサポートに努めたいと思いました。それは子供たちだけでなく、職員間でも然りだと思われます。子供、保護者、そして職員、すべてに良い学びとなることが得られ、今回の研修はとても感銘を受けました。


・不適応行動や問題行動を、修正しようとしてしまうが、子どものSOSであるという視点を持つことが大切ということが印象的で、今後視点を変えて 子どもたちの行動を見ることができるようになれたらと思った。


・私には持ち合わせていなかった「沈黙」を大切にした関わりを通して、子供のSOSの声に真摯に耳を傾けていきたい。そして、「環境を整えて、 じっくり待つ」ことができるような人格を磨くよう日々心がけたい。


・SOSの出し方教育に今年度は力を入れて取り組みたいと思っていた。だからこそ、子供の心を理解しようと丁寧なコミュニケーションを心がけること、話を聴く能力を高めていきたい。『子供の心は完全には理解できない』ことを理解し、助言を与えて表面的で一方的な解決とならないように注意したい。


・講師が誠実にクライエントに向き合っていることが心に残る。自分自身が誠実に生徒と向き合あわないと生徒は心を開くことはないと思う。生徒はきれいごとを言っている教員をすぐに見抜く力を持っていると日々感じる。


ree

*記事の掲載は主催者の許可を得ています。

 
 
 

コメント


bottom of page